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6月……今年も真ん中まで来ました。そして梅雨の時季となります。
皆様ご存知のように、梅雨と言うのは日本列島に梅雨前線が横たわりその下に雨をもたらすということなのですが、特に関東地方から九州にかけてはその真下に当たる為、雨が降ったり止んだりを繰り返しうっとうしい日々が続きます。
一方、東北地方の梅雨は「陽性」と聞いたことがあります。ザッと降ってさっと止む。前線の様子からすればそうかも知れません。そしてさらに北の北海道にはそもそも梅雨がありません。日本列島というのは意外に広いものです。
子ども達に「梅雨」というものを説明する時は「冬の冷たい空気と夏の暑い空気が空の上で戦っていてそこが前線になるんだ。暑い空気が勝てば夏が来て、夏休みになるね。」などと話をします。年長児の中には天気予報を良く見ている子もいて、「ギザギザしてるのが前線でしょ」と言われたりもしました。
動植物には、無くてはならぬ様々な恩恵をもたらす雨。が、少し気になることがあります。それは「酸性雨」です。
しらさぎ幼稚園で主に使用している遊具は、デンマークにあるコンパン社製の物ですが、本国では充分十数年はもつ屋根材が、ここでは数年で劣化・腐食し補修・交換が必要となります。また講堂側のウッドデッキも、雨が直接当たる所は劣化が進んで塗装で守るにも限界があり、とうとうやむなく人工木に変えました。
これらが即ち、酸性雨だけの影響とは言えませんが、北欧と日本ではかなり空気環境に差があることは明らかなようです。山形大学の調査によれば、現在日本に降る雨は7-8割が酸性雨。PH2というレモンジュース並の酸性度を記録したこともあるとのこと。以前見たNHKニュースでは、日光白根山南側斜面の白樺の林が、関東平野からの霧・気流が直接当たる影響で枯死しだしていると伝えていました。
酸性雨の原因物質は主に硫黄酸化物(SOx)と窒素酸化物(NOx)です。これらは石油・石炭等の化石燃料が燃えることで生じます。自動車の排ガスや工場の煙突から排出されて浮遊するうちに、太陽光線によって大気中の水分と化学反応を起こして硫酸や硝酸となり、雨に溶け込んで酸性雨となるのだそうです。
我々は毎日のように何気なく自動車を使用していますが、二酸化炭素排出削減の意味も含め、無駄な使用・アイドリングを避ける等、心する必要があると思います。次の時代を生きる子ども達に、少しでもきれいな空気・雨を与えてあげられるように。(幼稚園便り H28.6月号より)