本年(2017年)6月。児童精神科医の佐々木 正美さんが他界されました。
佐々木さんの著書は、随分前に園ホームページで紹介しました。

佐々木さんの講演は2回ほど聞きました。
1回目は、全埼玉私立幼稚園連合会主催・埼玉会館で。
招聘担当の方が「3年先まで埋まっている佐々木先生の講演が、偶然空いて取れた!」と大喜びだったと聞きました。
職業柄、色々な方の講演を聞きますが、それまで聞いた中で一番素晴らしい講演でした。決して声のテンションを上げることなく、淡々と話されるのですが、発される言葉の殆ど全てに実に深い意味性がありました。

 

2回目は、福音館書店の50周年記念式典の際、ヤマハホールで。

その時「ひきこもりの国」という本を紹介され、

日本の青少年のことを真に心配されていた姿が印象的でした。

また、特に力説されていたのは「1歳半の子どもが立ち上がって振り返った時、愛のある眼差しで見られていたかどうかで、犯罪者になるかならないかが決まる」と言うことでした。
精神医学の権威の方が、ホール一杯の聴衆の前で繰り返しお話しされていたので、科学的データに基づいた信憑性が高いことだと思います。
もしそうだとすれば、現在の日本の、待機児童を何とかした自治体がエライというような風潮は、それこそエライことをしていることになります。

 

そしてこの9月、福音館書店から

「はじまりは愛着から」という本が出版されます。

 

こんなページがあるようです。

当然ながら、もう予約をしました。

配本されるのが楽しみです。

 

(記念すべき21世紀のコラムNO.100が佐々木正美さんの記事となりました。佐々木先生の何分の一・何十分の一かはわかりませんが、これからも努力を続けたいと思います。)