来る2月19日に作品展示会という行事があり、絵本を保育の土台としている当園では毎年何かの絵本をテーマに選んで共同制作を作成している。

今年の絵本は「はじめてのおつかい」となった。原作は筒井頼子、絵は林 明子である。

「はじめてのおつかい」の主人公は「みいちゃん」。
ある日5歳のみいちゃんは、下の子を牛乳を近所の商店で買ってくるという「おつかい」をお母さんに頼まれる。
様々な困難を乗り越えながら、無事役割を果たすという話である。

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この本の刊行は1976年。みいちゃんはこのような感じに描かれている。

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その3年後の1979年。
同じコンビで刊行されたのが「あさえとちいさいいもうと」である。

 

もしかしたら、わざとそのように表現したのかもしれないが、「みいちゃん」の髪の毛は割とラフに描かれていて、ほっぺたもどちらかというと単純に赤いという感じだ。
しかし、「あさえとちいさいいもうと」はとても髪の毛が精緻に描かれ、ほっぺたもほんのりと赤く、小さい子の特徴としてのリアリティがとても高い。
素人判断ながら、僅か3年の間にこれ程絵のクオリティが進化していることに驚かされる。

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林 明子の絵には、必ずモデルがいるらしい。
多くは姪・甥子さんだというが、ストーリーもさることながら、この絵だけを見てもこの絵本のクオリティの高さがしのばれると思う。