今年度から、村本 寛太郎先生に音楽の指導をしてもらうことになった。
村本先生は、東京芸大の打楽器科出身。
現在全国10あまりの園で幼児音楽の指導をされている。演奏活動も継続中。
6月15日(土曜日)に全教員対象の研修を行ってもらい、主に鍵盤ハーモニカの指導法を教えてもらった。

研修の全てを紹介することはできないが、鍵盤ハーモニカと歌、特に口の開け方・使い方はとても重要で繋がっているとのことであった。
中でも年少児はまだその辺が未発達で、正常な発達を促すには、幼児に接する大人がしっかりと口を開けて発音し口の形を見せてやることが大切だそうだ。
全国には様々な園があり、スマホをいじりながら、子どもに口の形を見せないでしゃべる保護者が多いと予想される園の子どもは、やはり言葉の発達が遅れているそうである。
特に母音の口の形を明確に見せることが大切で、中でも「い」の発音は幼ない子程難しいとのこと。
一例として「よろしく」をハッキリ発音して見せることは効果的で、子どもに次第に浸透・定着するということも教えていただいた。
専門職たる我々は、日々の保育・特に歌の時にはこのことを意識すべきだ。歌は「言葉」の集まりである。勿論絵本も。

「言葉」で両者は繋がっていた。今度絵本を読んでやる時は、いつもよりはっきりと口を開けて見せるようにしよう。